06.2023年創作活動総括

 

 今年も創作TALKさんの企画に参加します。

 

 この企画は、年末年始に1年間の創作活動を振り返るというもので、参加はこれで5度目です。

 日記が続かず、記録も飛び飛びになりがちな私にとって、この企画は1年を振り返ったり、読み返して過去の活動を思い出したりできる、大変ありがたい企画です。

 

 創作を続けていく限り、1年を振り返る記事は書き続けられたらいいなぁ。

 

 

 

| 2023年のアウトプットとインプット

 

 執筆:100,933字

 絵:17枚

 

 今年は春先に青森から横浜に引っ越したこともあり、あんまり書いたり描いたりできないかなぁと思っていたんですが、9月あたりから猛烈な勢いでアウトプットしました。

 後述しますが、創作企画に狂ったのが創作量を伸ばすきっかけになったと思います。

 

 なお今年前半は推敲や製本に時間を費やし、夏は暑すぎてへたばってたので、9月まではほとん創作できていませんでした。快適な環境って大事だね。

 

 ちなみにインプットですが、紙の小説本に限定すると、今年は33冊読みました。

 シリーズものを読破したり、すごくお気に入りの本に出会えたりと、読書の幸運に恵まれた1年だったと思います。

 

 

 

| 2023年の創作活動

 

■ 亡国の光 二次創作小説本「& -アンパサンド-」の発行

 今まで書いていた二次創作小説4作品を改稿・推敲して、今年の6月に1冊の本にまとめて発行したものです。

 仕様は、B6版・2色刷り・400ページで、友人の創作の二次創作だったため、身内向けに事前予約を受け付けて、受注生産しました。

 

 憧れだった筑紫明朝体を使ったり、本や表紙のデザインをこだわったりと、細部まで自分の好みを詰め込めて、作っていてとても楽しかった。

 

 部数が十数冊と小ロットだったので、1冊あたりの値が張ってしまったのですが、製本に応援の声を頂いたり、一人で数冊購入して下さる方が複数名いたり、購入の際に投げ銭を貰ったりと、嬉しいことがたくさんありました。

 投げ銭で頂いたお金でクリアしおりを作って、お世話になった方にプレゼントしたりしました。

 ラッピングもこだわって、お店屋さんごっこみたいなことができて楽しかったな〜。

 

 

 

■ 魔姫ディアボリカと勇者の裔

(※上記の絵はPicrewという画像メーカーで作成して加工したもので、私が描いたものではありません)

 

 カクヨム×富士見L文庫主催「世界を変える運命の恋」中編コンテストに応募した作品です。約55,000字。

 

 魔族の姫と人間の従者を中心に繰り広げられる、戦いや恋や絆を描いた冒険譚です。ライトめの読み口を目指しましたが、書いたのが私なので、うっかり作中で城が燃えています。

 カクヨムに載せていますので、興味のある方はこちらからどうぞ。

 

 友人から「このコンテストで書いてみたら?」とおすすめされて、それをきっかけにアイデアを出しました。

 

 今までは、書き終えた作品に適応する公募やコンテストを探して応募する、というやり方だったので、コンテストに向けての執筆が新鮮でした。

 

 あまり筆が速い方ではないので、締め切りに間に合うかという不安もあったのですが、日々比較的安定した量を執筆できたので、私もだいぶ小説を書くことに慣れてきたんだなあという実感を得られて良かったです。

 

 なおこの作品は、単発アイデアを繋ぎ合わせた、プロットなしのパンツァー作品です。

 コンテストが終わったら続きを書きたいんだけど、この先はどうしようかな……。

 

 読んでくれた方から、あなたが書く話だから、きっとこういう展開があるはず! という嬉しいお言葉を頂いたのですが、実は何をどうするかは、まだあまり考えてなかったりします。ごめん! 笑。

 

 

 

創作企画「黄昏学園」

 Discordサーバー内でやりとりしている創作企画です。

 現代日本が舞台で、黄昏学園の解決部に所属する学生が、事件や怪異を紐解いていくうちに、箱猫市という架空の街にはびこる謎に近づいていく……というストーリーだと思います。企画立案は私ではないので、あくまで一参加者の印象ですが。

 

 依頼人が立てたスレッドに、掲示板方式で情報提供をしたり、解決報告をしたりするという、Discordの特性を活かした画期的な企画で、キャラクター同士の関係が深まった今は、SSやイラストの投稿も盛んになっています。

 

 10月の後半から立ち上がった企画で、創作を休んでいた創作仲間が参加していたのもあり、軽い気持ちで踏み込んでみたのですが、意外と深い沼でした。

 小説は未発表も含めると約42,000字、絵や漫画は未発表も含めて9枚描いたので、短期間に狂ったように創作をしたなあと。

 

 筆が遅いと思っていたのに、舞台が現代日本で調べ物がなかったのもあり、2時間半で約5800字執筆できました。

 絵の方も、新しいブラシや塗り方を取り入れて、一定のクオリティのものを素早く仕上げる技術が向上したように思います。

 

 ただ、楽しすぎてのめりのみ、一時期は情報過多で体調を崩しがちだったりもしたので、来年はもう少し企画の活動を抑えて創作しようとも思っています。

 

 

 

2024年の目標

 

 実は特に考えていないです。

 2023年は楽しく創作できたので、この楽しい気持ちを継続したまま、創作を続けていけたらいいなあというくらいで。

 年明けに校正と製本の依頼が1件入っているので、とりあえずそれを頑張ります。

 

 欲を言うなら、来年はディアボリカの完結、もしくは1本小説を仕上げて、また公募やコンテストに投げてみたいなあと思います。

 

 来年も楽しく過ごせて創作ができますように。これが一番の願いごとかな。

 

 この記事は大晦日に新幹線の中でスマホで書いているのですが、こういう移動時間に楽しめる趣味があるっていいですね。

 

 あと、気軽に文字チャットができる仲間がいるっていいですね(この記事を書くとき、休憩にDiscordで仲間と創作の振り返り話をしてました)。

 

 どうか皆様、良い年末年始をお過ごしください。

 2024年が私にとっても、あなたにとっても、素晴らしい1年になりますように!

 

 

 

オノイチカ

 スイカゲームにはまって、くだものがくるくる回るのを見つめているうちに、一時期紙の小説の文字もくるくる回って見える呪いにかかった。この記事を新幹線内で書き終わると同時に、ちょうど降りる駅が近づいたので、完璧じゃん!と得意気になるものの、座席に手土産を忘れかけ、隣の席の人に声を掛けてもらってやっと気づくというやらかしもした。

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